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大阪会場で基本8ヶ月コース第5回(8月期)が行われました。

8月6日(土)、7日(日)

大阪会場において「咬合構成の基準とリンガライズドオクルージョンによる咬合構成の実際」をテーマに基本8ヶ月コース第5回が開催されました。
内容は、前歯部歯冠形態と審美、咬合の7要素、前歯部歯冠形態と人工歯排列基準、有床義歯に付与する咬合理論の変遷、リンガライズドオクルージョンの理論と有効性、ブレードティースの理論と有効性、滑走間隙の設定基準、e-Haクワトロブレードの開発コンセプト、デンタルマルチルーラーの使用法、テーパリング前歯の適正な排列の実際、リンガライズドによる咬合構成の実際、残存組織の条件による使い分けでした。
実習では、リンガライズド用硬質レジン人工歯e-Ha6前歯とe-HaQクワトロブレードを用いた総義歯排列実習を行いました。前歯部の歯軸やラインアングルの調和をはじめとした審美性の基準を確認し、臼歯部では理想的なリンガライズドオクルージョンを構成します。両側性平衡咬合(バランスドオクルージョン)を構成し、偏心位でも均等な接触を与えることは通常非常に難しく、リンガライズドオクルージョンでなければ不可能です。
総義歯はフルマウスリコンストラクションにおける咬合、顎運動を考える上で基準となります。総義歯上にも、6月に製作したスプリントと同様にブレーシングイコライザーを付与した顎機能に調和した補綴装置とする必要があります。今回の実習を通してその概念と調整法をご確認頂きました。是非実際の臨床で活かして頂きたいと思います。

今回確認して頂いた「歯冠形態と審美」は白本(臨床機能咬合学)の p.25〜40 に、「咬合の7要素」は白本の p.73〜172 に、「リンガライズドオクルージョン」は黒本(デザイニング・コンプリートデンチャー)の p.134〜145 に、「人工歯排列」は黒本の p.146〜175に記載されています。

次回は 9月3日(土)、4日(日)となっています。実習は次回も引き続き、排列・削合・歯肉形成の実習を行い、理想的な総義歯を仕上げて頂きます。先月使用した咬合器をご持参ください。来月も宜しくお願い致します。

基本8ヶ月コースのコースレポート バックナンバーはこちらをこ覧ください。
平成23年度東京会場第1回
平成23年度東京会場第2回
平成23年度東京会場第3回
平成23年度東京会場第4回

平成23年度大阪会場第1回
平成23年度大阪会場第2回
平成23年度大阪会場第3回
平成23年度大阪会場第4回